ニキビができる場所。
顔の中でも、鼻であったり、口の周辺であったりさまざまですね。
実は、これらのニキビができる場所の違いは、異なる原因が関係している場合があります。自分に今できているニキビの場所によって違う原因があるのなら、その原因を特定しやすくなり、きちんとその原因に気づくことができれば、早くニキビを治すことにもつながるのではないでしょうか。
そこで、今回のコラムでは、ニキビができる場所別の特徴について解説しましょう。
それでは、身体の上の方から順に説明します。
おでこにできる額ニキビ(ひたいニキビ)
額ニキビの多くは、偏食や睡眠不足が影響しています。
受験を控えている思春期の受験生に出来やすいニキビでもあります。受験生は、どうしても夜更かしをしてしまい、寝不足になりますね。
最近は、塾の授業時間のために食事時間がまちまちであったり、食事が偏ったりという学生が多くなっているようです。若いときには、どうしても食事に好き嫌いがあり、偏食をするということもあります。
このような状態だと、額ニキビができやすいのです。
鼻にきび
次は、鼻にきびです。
鼻の毛穴は、身体の他の部分の毛穴と比較すると、比較的大きいため皮脂が詰まりにくいといわれています。そのため、本来であればニキビが出来にくいのですが、結構鼻ニキビになる人がいます。
このような人は、鼻をいじる癖などがあり、無意識に鼻を触っていることが多いようです。そうすると、鼻が刺激されやすくなったり、細菌がつきやすくなったりして、鼻ニキビができやすくなります。
あごにきび
あごにできる「顎ニキビ(あごにきび)」。
洗顔をした時に、洗い残しがあり、あごニキビになってしまうこともありますが、多くはホルモンが影響しているようです。ストレスによって男性ホルモンが増加したことが影響したり、女性の場合は、生理の前後に黄体ホルモンが変化することが影響したりということが関係して「顎ニキビ」ができやすくなります。
首ニキビ
顎ニキビと同様に、首ニキビの場合も、ストレスやホルモンバランスが関係していることが多くなっています。仕事や勉強でストレスを抱えている。そのように感じている人が増えていますが、そのような人の中には、首のニキビに悩まされている人が少なくありません。
また、女性は、生理によってホルモンバランスが崩れ、生理の頃にニキビが増えるという人が結構います。
胸ニキビと背中ニキビ
胸や背中の皮脂腺が活発であるために、胸ニキビと背中ニキビが出来やすいという人がいます。顔の体毛よりも、胸や背中の体毛の方が太いということが関係し、皮脂が出にくいということもあるようです。
加えて、石鹸(ボディソープ)の洗い残しによって、胸ニキビと背中ニキビになるケースも多くなっています。
このような状況から、胸と背中の毛穴に皮脂や石鹸の残りが付着したままにならないように、丁寧に洗い流すことが、胸ニキビと背中ニキビを防ぐことの大切なポイントとなります。
また、洗い流しが過度になると、肌が乾燥して硬くなってしまい、かえって皮脂が出にくくなるということもあります。そのようなことを避けるためにも、胸と背中のスキンケアも必要になります。
このように、ニキビが出来る場所別の特徴は、随分と違いがありますね。
この違いを理解して、ニキビ対策を考える。
原因を取り除きつつ、十分にスキンケアを心がけたり、ひどいニキビ跡にならないために、ニキビ治療を検討したり、ニキビをあなどらない対策を、今からしっかり行なうことが、後で後悔しない大切なポイントになります。