ニキビに悩んでいる人の多くが、今出ているニキビだけではなく、ニキビ跡になっている部分が気になっているそうです。
確かに、ニキビ跡がひどいと、いつまでもニキビ跡が消えずに気になります。
それが少しの数であればまだ我慢ができるけれども、たくさん増えてくると嫌になってしまいます。顔、首、胸、背中、いろいろなところに出てくるニキビとその後に残ったニキビ痕。
今回のコラムでは、ニキビ跡にはどのような種類があり、それぞれにどのような特徴があるのかを確認しましょう。
ニキビ痕に関して理解が深まると、にきびを悪化させないように心配りができるようになるはずです。ひどいニキビ痕にしないためにも、しっかり確認しておきましょう。
ニキビ跡の種類とは
ニキビ跡の種類は、本当にさまざまです。ここでは、代表的なニキビ跡をご紹介しましょう。
- ニキビが出た後の赤み
- 茶色くなったシミ
- 硬くなったしこり
- へこんでしまったクレーター
- 赤く盛り上がったケロイド
ニキビ痕には軽度のものから重度のものまであります。
ニキビが出た後の赤み
ニキビ跡の中で、比較的軽度のニキビ跡が、このニキビが出た後の「赤み」です。この赤みは、怪我を治す時と同じように毛細血管が集まって、赤みとなって残ったものです。傷跡と同じように、普通はしばらくすると消えてきます。
茶色くなったシミ
ニキビが出た後に残った茶色くなったシミも、にきび跡の一種です。炎症してしまったニキビの場合、炎症によって皮膚の表皮の中にあるメラノサイトが活性化してしまい、その結果多くのメラニンが生成されます。これが、茶色くなったシミとして残ってしまったのです。
硬くなったしこり
にきびの後に、硬いしこりになってしまったニキビ跡。この種のしこりとなるニキビは、大人ニキビであることが多いようです。大人ニキビが化膿してしまい、皮膚の深い所の組織が破壊された後に、きちんと再生されずに「しこり」になってしまったのです。
へこんでしまったクレーター
ニキビの膿んだ状態が長く続くと、ニキビ跡の傷が深くなり、皮膚の修復が間に合わずにへこんだ状態になってしまいます。これがクレーターです。へこんでしまったクレーターは、目立つことになるため、クレーターを避けるためにも、ニキビが長い期間膿んだままにならないように治療が必要となります。
赤く盛り上がったケロイド
外皮が傷ついた時に、身体の免疫システムによって、皮膚が赤く盛り上がり傷跡となって残ることがあります。これがケロイドです。複数のニキビが、同じ場所に何度もでき、化膿を繰り返すと、その部分がケロイド状の大きなニキビ跡になってしまうことがあります。
以上、ニキビ跡といってもさまざまな状態があることが理解できたと思います。
ニキビの進行や治療の出来不出来によっても、ニキビ痕の状態が違ってきます。
ずっとニキビ跡が残る。
そのようなことがないように、今すぐにでもニキビ跡治療を始めたいものです。